身長を伸ばすメカニズム

我が子と周りの子との身長の差。



やっぱり気になりますよね? 「背が高いのなら気にならないものの、低いと気になる」というのは、まさに親の勝手な言い分とも言えます。





身長の伸びる時期は十人十色。



本当に人それぞれです。



その子のペースで伸びていくものですから、親が、「この子はずっと小さいままだったらどうしよう?!」などと思い焦ってしまうことが本当は問題なのですが、親心と言うのはなかなかそうはいかないもの。







とは言え、身長がなかなか伸びないお子さんもいらっしゃるのも事実です。



身体上の問題なのか、あるいは、健康上、精神性のものか、それともただの個人差なのか。



はたまた遺伝性、病因性・・・・・・挙げればキリがないほど身長に関する要因は様々あります。



多種多様な原因が絡み合うからこそ、一概に「これが原因だ」と断言するのが難しい場合もあるのです。





さて、今回はそんな複雑な子供の身長の伸びる方法を考える中で、身長が伸びない理由や伸ばすメカニズム、身長に対しての見方などを考えていきたいと思います。







まず、身長を伸ばす方法として、ざっとどのようなものが思いつくでしょうか。



そもそも身長が伸びるときに、どのようなものが関わってきているかご存知でしょうか。





身長が伸びるのにまず必要なのは、何といっても睡眠と栄養。



一般的に、身長がよく伸びると言われる第二次成長期、私たち人間の体の中では、成長の為のホルモン(成長ホルモン)がふんだんに生成され、血管を通して体中にいきわたります。



そうすることで体のあらゆる細胞に「成長しなさい」という信号を発するのです。



成長ホルモンに指令をされた細胞は、盛んに細胞分裂を行い、身長が伸びると同時に体の臓器も大きく、しっかりしたものへと成長していきます。



「成長」していることの最も分かりやすい証拠は、いわゆる成長痛。



体の各所関節の痛みです。



これは身長が伸びたり、体が大きく変化していくにつれて、今まで軟骨だった部分が骨細胞と交代し、身長が伸びるのです。



本来は、成長に関して表面的に気付くことは少なく、身長や体重を測ったり、親と並んだときに「わぁ!背が伸びた!」と自覚することが多いようです。







「実際にどれくらい身長が伸びるのか?」現在では、概算的に身長を予測したり、手首のX線写真を撮ることによって軟骨の具合を調べ、大体どれくらい身長が伸びるかの目測を立てることも可能になってきました。



なかでも、軟骨を見る方法は、低身長症の診断等にも用いられていますから、最も誤差が少ないと言えそうです。





しかし、それも誤差が全く発生しないわけではありませんし、確実なものとはいえません。



人間も他の生き物と動揺、成長の目測を立てることは難しく、結果「この子は小さいまま身長が伸びないかと思っていたけれど、かなり大きくなった!」「この子は背が高くなるかと思ったら低いままだった」と言った結果の違いが発生してしまうのです。







年齢別に統計として取られた平均身長も、全体の平均でしかありません。



ですので、あくまでも目安としてしか利用はできないのです。



これがまさに「個人差」と呼ばれ、個性と判断されるところなのでしょう。





ときどき耳にするのは「平均身長プラスマイナス数センチの幅なら標準だろう。



別に気にかけるようなことではない」と言ったこと。



個人的には、最も的を得ているようにも思います。



しかし、親と言うのは根本的に自分の子供の事になると分別がつかなくなる場合が多いらしく、「うちの子は小さい」と思ってしまうと途端にそのことばかりが気になってしまうようです。



例えば、クラス編成や地域性によって、その子の所属するグループのみんなの背が高いといった可能性も否定できないのですが、そんなことには気付かないのです。



結局のところ、大切な我が子だからこその心配なのです。



そんなみなさんの親心を、少しでも安心に導くことができればと思います。