腫瘍や病気によって起こる低身長

次に、腫瘍や病気などによって引き起こされる低身長をみていきましょう。





まず、腫瘍というのは「頭蓋咽頭腫」と呼ばれる良性の脳腫瘍を指します。



胎児がお母さんのお腹の中にいるときに、本当ならこれからなっていく為の細胞が下垂体に残ってしまうために起こる病気です。



腫瘍はちょうど脳下垂体がある部分にできますので、治療するためには手術しか方法がありません。







発見が遅かったときには、頭蓋咽頭腫が原因で脳下垂体は圧迫されたり、最悪のケースでは、壊されたりしてしまいます。



脳下垂体が壊されてしまった場合、低身長や成長ホルモンの不足以外にも様々なホルモン異常や弊害が生じてしまいます。







例をあげてみると、腎臓の隣にある副腎に必要な、「副腎皮質ホルモン」が低くなります。



これは深刻な低血圧やショック症状がが生じるケースもあり、そのような場合、致命的な症状が出てしまいます。





また、脳下垂体で生成される物質はその他にも甲状腺、性腺、乳汁、抗利尿ホルモンなどがあります。



これらすべてが身体になにかしら、正常でない状態を作り上げます。







成長ホルモンをはじめとするホルモンというものは、たくさんの臓器に指令を出すのに要ります。



低身長症はそれらの症状を複合的に発症してしまう可能性があり、「背が低い」だけではすまされない重要なことになってきます。