子供の低身長

次に、治療を必要とする低身長の一つ、遺伝系の低身長を深めます。





遺伝系低身長は、所見や病歴・染色体検査をふまえて診断が下され、「ターナー症候群」と言われます。







ここで染色体という言葉があがりましたので、これを機会に少しこの染色体について説明したいと思います。





染色体とは、ヒトの遺伝情報が刻まれた、いわばマニュアルです。



人の染色体は本来46本です。



そして、最後の2本が男女の性を決めているXXとXY染色体というのは、有名ですよね。







では、今挙げた最後の2本をのぞく44本はというと、男女共通となります。



たった2本の性染色体が異なるだけで、私達は男女に分かれている不思議な事実です。





では、ターナー症候群であるとき、この染色体にどのような異常が起こるのでしょうか。



分かりやすく言うと、染色体の一つがかけていたり、構造上の異常があるのです。



これによって低身長をはじめとする各種異常が生じたりするのです。







低身長以外の異常としては、身体的な異常や、2次性徴期が来ないといった成長疾患などがあります。



身体的な異常とは、例えば、耳の位置が低かったり首が短かったりといったことが見られます。





これらの治療には成長ホルモンの投与が必要となり、二次性徴が訪れない成長疾患の場合には、同時に性腺ホルモンを投与するケースも出てきます。