平均身長から分析する生活の変化

では、今度は実際に平均身長の変化に影響を与える要因をいくつか取り上げてみます。





まず最も身近で確実に影響を与える可能性があるものとして、生活環境が上げられます。



私たち人間が生活する上で、便利になったり、あるいは豊かになったりすることは成長にも大きな影響を与えているのです。







さて、データを見てみましょう。



日本人の平均身長は、ここ100年前後の間に約20センチ伸びている計算になります。



しかし、戦争中、あるいは戦後、食事を満足に取ることができなかった時代もあります。



この時期は、やはり子供の平均身長は低く、戦後高度成長時代に入って、再び身長が伸びたといった事実が、統計から読み取れます。



人間は何かにつけ環境からの影響を受けやすい生物なのです。



そこに時代背景が絡んでくればなおさらですよね。





現代は、「豊かな時代」と言われていますし、みなさんもそうお感じになっていることと思います。



食べ物が溢れ、食べきれなかったものはすぐ廃棄処分までしていますよね。



廃棄処分の主な理由は、衛生的に問題があるということですが、一方で私たちが食べきれなくて捨てているものを、ほしくても手に入れることができない人たちも、世界中に多くいるというものまた周知の事実だと思います。



そういう貧しい国の人たちの平均身長は、その貧困度合いに比例するかのように低く、そのような国の人からみると、日本人の平均身長でも大きな人と言われるほどです。



もっとも近い国では北朝鮮などが挙げられます。



食糧のうまくいきわたっていない国は、やはり身長も低くなる傾向にあるのです。