環境の変化と平均身長に迫る

次に環境の変化による身長の変化を見てみましょう。



自分が生活していた環境や、家のまわりの様子が急に変わったら。



人間の身長にはどのような変化が起こるのでしょうか。





結論から申しますと、平均身長よりも身長の伸びは遅くなるのです。



成長ホルモンを分泌している脳下垂体という器官は、ストレスにとても弱く、敏感な器官であるため、このようなことが起こるのですね。







脳下垂体という器官は、本来、成長の指示を与える成長ホルモンを生成し、血管を通して体のあらゆる細胞に成長するための指令を出しています。



しかし、急激な環境変化や極度のストレス(例えば、親の転勤に伴い、生活地域に変わり、なかなか馴染むことができないとか、両親が離婚してしまい再婚するため、家庭の環境が急激に変わったなどといったことが挙げられます)によって成長ホルモンの生成や分泌が妨げられ、本来身長が伸びるべき時期に、伸びきらない場合が事実報告されています。





特に子供は、大人と比較して、「自分の世界=自分の住む家」と捉える傾向が強く、両親の不仲や家庭内の諸問題を最も敏感に感じ取ります。



むしろそうして感じ取った状況、そこで生まれた感情や悩みを親に話すことができれば、また違うのですが、それを相談したりできない子がほとんど、というのもまた事実です。







自分の子供が平均以下の身長しかない場合、低身長などを疑う前にまず、家庭環境や生活環境、はたまた夫婦間の問題はないかと考えるべきではないでしょうか。



子供に対しての快適な生活環境づくりは、親の義務なのです。