平均身長は頭打ち?!

日本人の平均身長が伸びなくなったということ、そして、その理由は、この20年の間の急激な環境変化にある可能性が高いことは前項でお話しした通りです。



では、これから将来、日本人の身長は伸び悩むのでしょうか。





今から20年前、それは平成の世が明け、バブルが崩壊した時期です。



当時、私はまだ8歳でした。



しかし、その年の父の給与に変化があったのであろう事は、幼い私でも当時の食事の場を思い出せばわかります。



そう、あの頃から食卓のおかずが一品減っていたのではなかったか? 夫婦げんかが多くなった時期ではなかったか?と。







バブル崩壊後、日本全国的に自殺者数が急増し、倒産企業の数も急激に増えたという事実は、みなさんもご存知でしょう。



それと同時に生活に困窮した女性の社会進出が増え、男女雇用機会均等法が制定され、賃金の安定も進みました。



女性は、それまでの状況とは一変し、家庭に入ることなく世間という大海原にこぎ出すことが増えました。



それと同時に子供たちは親と生活する時間を削られていったのです。





そうして「産休を取ると仕事がなくなる」という悪循環が広がり、多くの女性は、保育園に預けられないために親にわが子を預けていました。



環境の大きな変化は、子供の成長に大きな影響を与えます。



もっと安心して子育てのできる社会作りを行い、女性のみならず男性も子育てに参加できる環境を社会全体で作る事こそ、平均身長を上げる、ひいては日本人全体の身長においてよい結果をもたらすと言えるのです。