年齢別平均身長から見えてくる事とは、一体どのような事でしょうか。
いちばんに、子供の平均身長が大きくなっています。
これは前項でも述べましたよね。
子供たちの平均的な身長は、この10年で約6センチの伸びたのです。
ただ、同様に、先に申し上げたとおり、成長の妨げとなる夜更かしや睡眠不足などは、非常に深刻な問題となっています。
私の父が喜んでくれたような内面的な成長が、身長が伸びるだけで、一緒に起こらないのです。
単純な考え方をする子供が増加し、非現実的な考え方を正当化するために一生懸命になっている。
思い通りにならないことがあると、どうしようもないほど暴れる子供さえいるのです。
他人にどのように心を開いたらよいのか輪からない子供もいる。
ストレスや愚痴のはけ口がなく、モノや動物ではなくて、若いその命さえももう一度やり直せると勘違いしている。
それはすべて、小さい間に外に出かけて遊びまわったり、何かに直接手に触れて感じた経験がないことがあらゆる原因だと考えられます。
学校や塾で教えてくれることももちろん数え切れません。
しかし、それと同じように、学校や塾で教えてくれない事も山のように存在します。
これからの子供は身長を伸ばすことだけに腐心せずに、内面も共に成長させていくことも考えるべきです。